アメリカのアレ


きらきらと輝いてすら見えるそれ。
カップは丸く、蓋の側面にぐるりとまわる色は茶色に近い赤。蓋の表面には内容物のイラストと名前が、そしてロゴが印刷されている。
「ふ、ふおおおおお……」
思わず両手で掲げた。軽く指で側面を押して、硬さを確かめる。よおし、このくらいが頃合いだろう。
蓋を開ける。中のフィルムを剥がす。とっておき、お気に入りのスプーンを左手に構え、興奮を抑えながらずぶずぶとゆっくり先端を沈める。
すくい取って、わずかにスプーンが震える。明かりにわずか、白くてつめたいそれが艶めき、混じった薄い赤、ピンクに満たない塊が私を誘った。
はくり。
口の中に広がる冷たさ、そして甘味。じんわありと染みていく。甘い、そして塊のイチゴ。
「はぁぁぁーん……」
声がとろけた。おいしい。おいしすぎるよハーゲンダッツ!
そう、この2001年になってようやく、私はこの魅惑のアイスクリームを手に入れた。
前から欲しいなとは思っていたのだけど、なかなか購入する機会も時間もなかった。忙しかったってわけじゃあないけど、2001年ってなんだかんだで予定が詰まってるしね。ほれ、原作をなぞってみたり、新しい事業を立ち上げてみたり、その処理をしてみたり。忙しいよね。
処女ネタが使えなくなってからぼんやり本を読んでいた時、アイスクリンという名詞を見つけて、ビビッと電流が走った。アイスクリン。アイスクリーン。アイスクリーム!
アイスクリームと言えばなんだ?色々ある。スーパーカップとかソフトクリームとかね。
そんな中、ひときわその存在を主張し、人々の憧れであり続けるそれ。
御伽噺の王子でも昔はとても食べられないそれ。
ハーゲンダッツだ!
アメリカ人の発明はいっぱいあるけど、私、これ、大好き。
大好きなアイスクリームが私の手の中にある。なんと幸せなことだろう。言葉を借りるなら、そう。ねんがんのハーゲンダッツをてにいれたぞ!
「おいしいよお……幸せだようう……ダッツ愛してるよおお……君と会えてうれしいよおお……うっ、うう、もっと前に……会いたかった……」
食べ進めながらむせび泣く。この糖分があったらもっと頑張れたかもしれない。
私のためにこれからずっと冷凍庫に入っていて!常駐して!貢ぐから!
嬉しすぎる。なぜ私が早起きしたかって、このためだよ。早朝のアイスクリーム。今までやったことのない感動。一気に目が覚める。
あまりの感動に両手で顔を覆ってひたっていたので、私は近づいていた影に気づかなかった。
「おはよう。ずいぶんと早起きだったな」
「うひゃ!すまん、気づかなかった……おはよう」
顔を上げるとリゾットがいた。まあそうだよね、こんな時間、私とリゾットのふたりしか家にいない。
挨拶を交わすと、リゾットの目がダッツに向く。立て掛けられたスプーンを見て、掘られたアイスクリームを見て、それから私を見た。
「空腹すぎたわけじゃなさそうだな。そんなにおいしかったのか?」
「そう、すごくおいしいの。すんごく。めちゃくちゃ。モルト!ディ・モールト!!」
自分の目が輝いているのが判る。へらーっと笑みが浮かんで、かたんと椅子から立ち上がった。感激のままに、パジャマ姿のリゾットにぶつかるようにハグをした。同じように私の背中に手が当てられる。ぎゅううと力を込めると、それ以上に抱きしめられた。朝から私の奇行に付き合ってくれてありがとう。
「もう、ね、ハーゲンダッツを知ったら他のアイスには戻れないわ……。季節なんて関係ない……」
戻れるけどね!
はああん、おいしいよお。まだ口の中に甘いのが残っているよお。溶けてもおいしいだろうけど、指でカップを押して、アイスのふちがじわりとするくらいがおいしいんだって某女優さんが言ってた。今より未来の日本で。あのひとすごく美人。
「リゾット食べたことある?」
「ハーゲンダッツ、という名前も初めて聞いた気がする」
そんなもんかな?
なんとなく納得した。マーケットのアイスクリーム売場でアイスクリームを物色するリゾット、想像するだけで萌えるものね。
私はいそいそとリゾットから離れようとして、背中を押さえられたので停止。顔が寄せられて、頬に軽いキスが落とされる。寝起きだからなの?イタリア人だからなの?朝のハグはチューがないとダメなの?
少し離れたリゾットと目を合わせる。特に不自然じゃないし(まあ不自然だったとしても私には判らないんですけど)、そういうものなのかもしれない。朝にハグすることはあるけどそれは自然な流れだったからよく覚えていない。嬉しくて安心したことだけが胸に残る。
私にはよく判らなかったけど、親愛(と言うべきなのか?)のキスに抵抗があるわけじゃあないので、そのまま私もキスをした。でもね、そろそろダッツが溶けるからね。
今度こそ離れてテーブルにつく。にこにこと笑みが浮かぶのが止められない。
ダッツには色んなフレーバーがあるけど、ストロベリー、抹茶、クッキー&クリームは五指に入る優秀な古株だと思う。バニラも捨てがたいんだけどね。バニラもね。バニラは、口にして改めてそのおいしさを実感するんだよ。見ている時は、バニラ、という名前もイラストもシンプルだから、よっぽど好きじゃないと最後に回しがち。でも、一度食べるとやっぱりバニラだね、と認識を改めるのだ。
「はぁう……幸せじゃ……」
ひと口ごとに口の中でとろける甘味。愛してる。
椅子を引いたリゾットが、私の向かいに座った。ふと、ダッツを食べるリゾットって想像つかなくて面白いなと思ったので、スプーンとカップを渡してみた。
「リゾットちゃんも食べてみる?甘いけど平気?」
スプーン替えた方がいいのかな。
自分が誰のスプーンでも気にならないから思い至らなかった。
新しいスプーンを取りに行こうと立ち上がりかけた時、リゾットの右手のスプーンがずぶり、とわずかに溶けたアイスに食い込んだ。あ、気にしないんですか、そうですか。
対象物を見るために伏せられた赤の目は、寝起きのためかぱちりと判りやすく瞬きをする。
無感動に開かれた唇。その奥に、銀のスプーンが、その上にのった白と混じったピンクが消える。
閉じた唇からスプーンだけが抜き取られた。きっと舌の上で乳脂肪と砂糖が溶け、くに、と凍ったイチゴの欠片が噛まれたのだろう。そして、こくん、と喉が動く。
「(い、色っぽい……)」
なに、この色気?ただアイス食べてるだけだよね?えっと、これってイメージビデオかなんかだっけ?いつからこれが現実だと錯覚していた?リゾットのこと、ナメていたかもしれない。確かに寝起きのリゾットは、暗殺者という本業にしては動きがゆったりしている。余裕のある動きは突然の異常事態に迎撃、攻撃、追撃、防御、殺人、尋問、仕事モードにばっちり切り替わることを私は知っているのだけど(リゾットと一緒に寝起きしているけど、今まで敵襲を受けたことがないから知っているだけだ)、朝食を済ませるまではどことなく隙があって、私はそれにとても萌―――もとい、可愛げを感じていた。
リゾットがもうひと口を口に運ぶのを見て、私は立ち上がりきることも座ることもできず、ごくりと生唾を呑みこむ。なんだ、この色気。大事なことなので二回言いましたけど二回じゃ足りません。
「お、……おいしい?」
問いかけてから、無駄な質問だったなあとちょっと後悔した。ふた口めを食べたのを見れば判ることだ。
「おいしい」
「(ふ、ふおおおお!!)」
おいしい頂きましたああああ!!
ハーゲンダッツ、やっぱりスゲエよ。リゾットからおいしいを引き出すなんてスゲエよ。尊敬した。
おいしい、とどこか真剣にうなずいたリゾット(誇張)があまりに可愛らしかったので、すとん、と腰が落ちた。椅子に座って、可愛さに突き動かされるように口元が緩んだ。
「いくつか買ってあるから、好きに食べてよ。そんで、何が一番おいしかったか教えてほしい」
そしたら私、それのことものすごく好きになるから。
お前はなにが好きなんだ?
逆に訊ねられた。私、ねえ。
「そうだなあ……ストロベリーは冷凍イチゴがおいしいから好きだし、クッキー&クリームもバニラとクッキーの融合が好きだし、抹茶はもう、ジャッポーネ!ジャッポーネラブ!すなわち抹茶ラブ!でもイタリアじゃなかなかないしなあ……うーん、そう言われてみると王道のバニラが一番選びやすいかも。あとは同列ってかんじ」
「ふうん」
ふうん、て!ふうん、て!
ただ口を閉じたまま声を出しただけだと思うんだけど、すごく……可愛いです……。ホイホイついていくよ。これならついていくよ。これじゃなくてもついていくけど。
「これほど甘いものは久しぶりに食べたが、予想より食べやすかった」
「それ食べちゃっていいよ?」
「さすがに全部は無理だ」
やっぱり甘いの苦手なのかな。苦手じゃあないけど量は食べられないだけだろうか。それとも、朝から甘いものは抵抗があるとか。
そこまで考えて脳内で否定した。リゾットの朝食のパンは甘いやつだ。イタリア人は大体そうだ。昼食以後をがっつり食べるから、朝は軽く、それでいて効率的にエネルギーを摂取したいんだろう。食生活に合わせた国民性ってやつかな。私は朝も昼もおやつも夜もがっつりだが。
リゾットからスプーンとカップを受け取って、はくはくと食べる。ひと口ごとに至福が訪れる。
「はあぁ……んうー……おいしいよおおう……」
私が涙もろかったら泣いてるね。考えながらアイスをすくう。
泣くといえば、汗と同じように涙の味も変わるんだろうか?
涙といえば、ぽろりと涙をこぼしたヒロインがそれを強く拭おうとすると、ゲロ甘恋愛小説のヒーローはたいていその目元に唇を寄せるよね。あの演出気になる。どうやって拭っているんだろう。誰かやったことある人いるかなあ。
つい、考え事に耽って無意識に甘味を味わっていたら、ぱちんと音がしそうなほどはっきり、リゾットと目が合った。えっびっくりした、なんでこっち見てるんだっけ。あ、そうか、前に人がいたらそりゃ見るよね。
もしかしたら、ダッツがもうちょっと食べたいのかもしれない。
私はさっくりスプーンを入れて、リゾットに差し出した。
「おいしいよ」
三秒くらい私を見てから、リゾットは口を開けた。突っ込んで抜く。なんか猫に……いや、ライオン?のんびり眠りから覚めて尻尾をぱたぱた揺らしている猫科の猛獣を餌付けしているような。
もう一度すくって同じようにする。また食べた。
もう一度すくって同じようにする。また食べた。
「もう飽きた?」
「……飽きないな」
「へー。よっぽど味が合ったのかな?明日は抹茶を食べるつもりだから、また味見してみてよ。……ん?イタリアーノだし抹茶には抵抗あるか?」
「さあ?食べてみないと判らない」
「それもそうか。これ、もっと食べる?」
リゾットは、カップを見て、スプーンを見て、私を見て、こくりと頷いた。私はやっぱり餌付けの気分で、リゾットの口元にアイスを運ぶ。ちょっと距離は開くけれど、その差はリゾットが身を乗り出して埋める。うっすらもぐもぐしているリゾット。なにこの感情。それは萌えだよと誰かが言った。

それから時間も経たずにカップは空になって、結局リゾットは最後まで「もういい」と言わなかったので、半分ほどをリゾットの口に突っ込んだことになる。胸やけしないといいんだけど。
私が早起きして、リゾットの足元のほうからベッドを降りてリビングに行って戻ってこなかったことを不思議に思ったリゾットも釣られて起きてしまったために、朝食までは余裕があるが、二度寝するには足りない時間が余ってしまった。
部屋に戻ってリゾットをくすぐったりして遊ぼうかと思ったけど、それは十中八九私がくすぐり返されて死ぬので却下。うっかりすると朝食を食べ逃す事態に突入するかもしれないし、そんな危険な橋は渡れない。300kcalにも満たない食べ物で私の胃袋が満たされると思ったら大間違いだ。
と、いうことで、私たちはソファに並んで腰を下ろした。

リゾットは今日の新聞を広げている。時折かさりと紙がすれる音がして、それが穏やかな朝を表しているようで心地よかった。リゾットちゃあんと腕にすり寄ってベタベタしても怒らないしね。ん?齧られたことはあっても怒られたことはないなあ。怒っているリゾットってどんなんなんだろう。今度訊いてみよう。
私はだらしなく、スリッパを脱いでソファの上に横になって、脚を肘掛けの上に乗っけながらリゾットの腕にもたれかかっている。私の上半身結構重い(おっぱい的な意味で)と思うのだけど、耐えているのかどうでもいいのか、ページを繰る以外の動きがない。リゾットっょぃ。
「あ、……へえ……」
日本のマブダチが送ってきてくれた、女性向けの雑誌。いわゆるanan系。恋人のにゃんにゃんがどうとか道具がどうとかうんにゃらかんにゃらがどうとか、そういうあからさまなページは袋とじになっているのでどうでもいいのだが、今月は恋人と行きたいカッフェ、テーマパーク、レストランが特集されていた。もちろん日本のそれなので、イタリアにいる私にはまったく縁がないのだけど、見ていると面白い。
「(あー、あるあるある。見たことはないけどよくあるよな)」
カップルが行う、色気の関わらない交流というのはどんどん進化している。私が視線を向けて思わず笑ってしまったのは、その特集のあるスナップ写真だ。恋人同士の男女は、ひとつのグラスに二本のストローを入れて、向かい合って同じドリンクを飲んでいた。ははは、微笑ましい。ソルジェラがやってそう。今度訊いてみよう。ひとに訊くことがどんどん増えていくな。
そして隣の写真。女性が男性に手ずから物を食べさせているそれ。
これもあるある、と感想を抱きながらページをめくろうとして、はた、とくだらないことを考えた。
雑誌を開いたまま腹の上にのっけて、心もちリゾットの方に顔を向ける(まあリゾットの腕にもたれているのであんまり頭は動かないんですけど)。
「さっきさあ、アイスクリームをカップ全部食べるのはしんどいって言ってたじゃない?」
「そうだな」
私が唐突に話しかけてもふつうに対応するリゾット、優しすぎるね。
私はへらへらと自分の考えを笑い飛ばしながら、まるっきり冗談を口にするつもりで言った。
「でも半分も食べてたじゃん?じゃあさ、もしかして私があーんしたら全部食べてくれるの?」
リゾットの声音はまったく変わらなかったし、返事にも間がなかった。
「そうだな」
「……へえー」
ちょっとそれは私に甘すぎるんじゃあないですかね。
よっ、と身体を起こして、足もスリッパに戻した。雑誌を閉じる。
「私のスプーンだったけど、抵抗ないの?」
リゾットを見る。リゾットも私を見ていた。結構昔から目が合うよね。リゾットが私のことをよく見ているのか、私の動く気配を察して目を向けているのか。
「あると思うか?」
「まったくなさそう。というか、私のに限らず、誰のスプーンでも食べられそう。誰かな、……同年だし、……プロシュート……?」
プロシュートにあーんされるリゾット。見たい。見た過ぎる。それどういう状況?
――見たことのないものを食べているな、プロシュート。
――だろうな、ジャッポーネのうな重だ。
――どんな味なんだ?
――あぁ?食いてえのか?
――興味があるだけだ。
――食いてえんじゃねぇかよ、おら。
そういうことか。実に素晴らしい。なぜうな重かっていうとプロシュートにうな重って言わせたかっただけだ。
私がうんうんと内心で何度もうなずいていると、新聞を置いたリゾットに首を押された。たぶん人差し指の第二関節の背中。ぐえ。
「ごめん、プロシュートはいかんよね。女友達がいないもんだからさ……」
「食べなくてはいけない状況なら食べるが、そうでないならご免だ」
「だよね……」
ごめん。でもうっかり口に出しちゃっただけで妄想は脳内に留めているよ。
「お前も抵抗がなさそうだな」
ため息交じりに言われたんだけどどういう意味?図太いってことかな?確かに決してデリケートじゃあない。
「うん、そうね。んー……うん。プロシュートだったらペッシ以外にそんなことができるのかって感動するし、ペッシだったら可愛いし、ソルジェラは通常運転だし、ホルマジオは笑いながら突っ込んでくるだろうし、イルーゾォは嫌々、あるいは面白がって入れてくるだろうし、メローネは嬉々としてくれるだろうし、ギアッチョはまあ潔癖なトコがあるから違う食器をつかいそう。ジョルノはもうあーんしたししてもらったからオッケーで、ブチャラティは天然なところがあるから疑問に思うこともなく食べさせてくれそう。アバッキオは私がめっちゃお願いしたらうるせえんだよバカとか言いながら押し込んできそうだし、実際押し込んできたし、ミスタもそういうの面白がりそう。フーゴは人前では冷ややかに対応してくるけどふたりっきりの時に仕掛けたらちょっと照れながらやってくれてめっちゃ可愛かったし、ナランチャはナニか悪いことがあんのか?みたいに無自覚だと思う。トリッシュは仕方ないわねって楽しそうにブチ込んできそうだし……。あ、ポルナレフはやってくれつつ、君は本当に奇妙だなって言いそう。周りにいる人は全然問題ないわ」
指折り数えて、それから肯定した。
手元に向けていた目をリゾットに戻す。心なしか、機嫌が低下しているような。
ハッと気づいた。今のはアウトだったのでは。私の中ではアウトかセーフかで言えばバリバリセーフなんだけど、リゾット的にはアウト?アウトなの?
「い、……いまの、ダメでしたか」
「自分で気づけるようになって何よりだ」
「ご、ごめん……」
ちょっとペラペラ喋りすぎたね。私の口、なかなか止まらないんだよね。それで自爆してりゃあ世話ないわ。でもどれがいけなかったのかよく判らないぜ。
ふたりっきりの時に男の名前を出しちゃダメなんてことはないしいっつも会話にも出してるし仕事の話もするしそもそも彼ら、この家に来るし。
あーんするという状況がいけないのか?でもシチュエーションを想像するくらいなら許容範囲だろう。私はIFの話をすることもあるし。
ええー。
あ、誰かと実際にやったことを暴露してしまったのがいけなかったのか?誰だっけ、ジョルノとアバッキオとフーゴ?いいじゃん!年下だよ!弟みたいなもんだろ!フーゴに至ってはもう私の完全な弟だよ!
「判った。オッケー。把握した」
なるほど。つまり言わなきゃいいのか。
「きちんと理解しているのかどうかは言及しないが、自分がまったくもって嘘や隠し事ができないということを忘れないことだ」
「……」
なんで私、そんなんでギャングの幹部をやってこれたんでしょうね。